昨日の夕方のニュースで札幌の丘珠空港を飛び立った自衛隊機が消息不明になったニュースを診ました。
丘珠空港は利用したことこそないけれど、何度も近くを通ったりしてよく自衛隊の航空機がいるのを見ています。
また、消息を絶ったのは私の地元の近く。聞き覚えのある地名がいくつも出てきて、なんだか他人事じゃないような気分になってしまいます。
函館の駐屯地の実家から自転車で10分足らずだし。
地元に自衛隊駐屯地があったから、市役所なんかの公務員に次いで自衛隊という職業の選択肢はわりと身近なもので、中学の先輩や友達も何人も入隊していた。
学生時代に好きだった人も自衛隊に入隊して、誇らしいような気持ちもあったけどやっぱり心配の方が大きかった。訓練中に怪我したりとかもあるし。
そんな気持ちがわかるから、今回の事故はとても心が痛みます。
山中で機体の一部と隊員が見つかったという一方を聞いても、やっぱりよかったねとは言い難い状況。
見慣れた函館駐屯地前で行われるリポートが、なおさら痛々しくて。
ご家族の方は、ある程度の覚悟はしていたかもしれないけれど、それでもやっぱり心境いかばかりか。
自衛隊に限ったことではないのだけれど、人間いつどこでどんなことがあるかは絶対にわからなくて、それでもその危険を踏まえたうえでみんな笑顔で毎日を過ごしていて。
もし、自分の家族がそういった事態になったら私は笑っていられるかなぁ?と思うと、とても自信がありません。
平和ボケ、と言われたらそれまでなのかもしれないけれど、やっぱり不慮の事故で家族を亡くすなんて耐えられないなぁ。
いくつかこのニュースを調べていたら、この自衛隊機で搬送される予定だった方は救急車で無事搬送されたのですね。
北海道にもドクターヘリはあるけれど、風の強い悪天候じゃ札幌函館間の長距離はまず無理でしょう。もし教皇していたら、自衛隊機より高度の低いヘリコプターならもっと悲惨なことになっていたかもしれない、なんても思ってしまう。
不幸中の幸い、というのもはばかられるけれど、事故のあった周辺は人口も多くない町のさらに山の中だったので、被害は最小限だったのか、操縦していた方が最悪の事態を避けてくれたのかはわかりません。
ただただ、当時の記録(ブラックボックスとか計器関係とか)が少しでも残っていたらなぁ、と思います。
もし私が家族だったら、どんなに最悪の状況であっても一つで多くの足跡をたどりたいと思うだろうから。
そして、責任の所在とかではなくどうして事故が起こったのかは知りたいと思うから。
だって、自分の家族が原因不明の事故に遭ったなんて嫌ですもん。
ネット上でもいろいろな意見の方がいましたが、私はただただ胸が痛い、というのが感想です。
最近、歳をとったせいか事件や事故のニュースがとても痛々しく思います。
殉職された隊員の方々のご冥福を祈るとともに、少しでも多く、ご家族の方が納得できる情報収集が行われることを願っています。