世の中が見えてくると、逆にわからないことが増えてきちゃうよね。
6歳になった我が家の末っ子長男。
年少のときは幼稚園に行くのが嫌で、幼稚園バスにも乗れず毎日幼稚園まで送って行って、お教室の中で「行ってらっしゃい」と様子を見ながらハラハラしながら置いてきた彼も、今や幼稚園の最高学年の年長さんになりました。
いまだに毎日「きょうはようちえんやすみ?」と起きてきて、「ようちえんいきたくないなぁ~」と愚痴りながらも用意して、園バスに乗るときは必ず近所の年少のちびちゃんが先に乗ってから、という細かいところでお兄さんぶりを発揮できるようになってきました。
自分は駐車場の塀の上を歩くのが好きなのに、年少チビッ子が塀の上に上がると「あぶないよ!もうおりたほうがいいよ!」と極度の心配性っぷりも披露してくれてます。笑
そんな末っ子長男、半年くらい前から急に文字が読めるようになりまして。
幼稚園に入る前から「自分の名前くらいはわかるようにならないとね」と名前を書くときは必ず長男の近くで声に出しながら書いていたので、年少のときから自分の名前はわかっていたようですが、ここ半年でひらがなもカタカナもすっかり読めるようになってどこにおでかけしても大きく澄んだよく通る声で目につくものすべてを読み上げてくれます(;´∀`)
そしてつい先日、彼は文字を読むにあたってとても大きな壁にぶち当たった模様でした。
預かり保育の帰り道、信号待ちしている車の中で何の前触れもなく「質問疑問解決しよう大会」が始まりました。
そんなことを聞かれるとは思っていなかったけど、疑問に思うことは大事だよ。いつも突然始まる「質問疑問解決しよう大会」。
「ねぇママ、びっくりマークふたつってどういういみ?」
本日の第一問。
「!!」の意味を答えよ。
聞かれた瞬間、母が「!!」ってなりましたけど。笑
「すごーくびっくりしたときにびっくりマーク二つつくんだよ」
「へぇ~」
(長男納得)
「じゃあさ、はてなマークふたつは?」
第二問。
「??」の意味を答えよ。
「すごーく不思議だなぁ~って思ったときにつくよ」
「へぇ~」
(長男納得)
「じゃあ、びっくりマークとはてなマークがいっしょになってるのは?」
第三問。
「!?」の意味を答えよ。
これ、正直ちょっと説明に悩みました(´Д`)
感覚的な部分が大きいので、6歳児にわかりやすく説明するってボキャ貧な私にはけっこう難題でした。笑
「『えー!?ほんとー!?』って思ったときとかに使うんだよ」
だいぶごまかし入っている答え方しかできませんでした…
それでも長男は、「へぇ~、そうなんだ。『ほんとー!?』ってなったときね」と納得してくれたご様子。
本日のミッション、無事完遂です。笑
びっくりマークとはてなマークの達人になるつもりか。疑問が納得できたら知識になって、なぜだかひけらかしたくなるものなのね。
次の日、上の娘二人と末っ子長男と4人で買い物に出た時の事。
「あ!あそこにびっくりマークふたつついてる!すごいびっくりなんだね!」
「おねえちゃんしってた?びっくりマークふたつついてると、すごーくびっくりなんだよ!!」
知ってる俺すごいだろ、と言わんばかりのどや顔で説明する長男に、私と娘二人は爆笑したいところを抑え、むせそうになりながら「すごいねぇ~!よく知ってるねぇ!」と男のプライドを守るためにひと肌脱ぎました。笑
長男よ、あまりにも知識をひけらかす男は女子から煙たがられるからほどほどにするのだぞ、と思った私は、ふとあることに気付きました。
「長男のパパ(つまり旦那様)、知識ひけらかして煙たがられるタイプじゃん…(-_-;)」
我が子だからかわいく思うけれど、ほどほどの加減をわかるようになってほしいと、いち女子として願います。
女の子は文字を読んだりそこから気持ちを汲むことに長けていて、上の娘二人はいわゆる感嘆符について私に聞くまでもなく理解できたものですが、男の子はやっぱり感覚が少し違うんでしょうね。(うちの長男が天然なのかもしれないけど)
だけどわからないことを素直に母に聞ける息子の好奇心と向上心は長所だと思うので、これからも長男の「疑問質問解決しよう大会」は継続して答えたり一緒に考えたりしようと思います。
女の子の視点とはだいぶ違う質問が飛んでくるので、いろいろアンテナを張ってこたえられるように勉強しないとならないのは、干支が3周した母にはけっこう重労働ですがね(;´∀`)